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5 ゲーム
「ねぇ先輩、ほんとに見てるだけでいいんだよね?もし負けちゃって、みんなの前でなんて私、恥ずかしくて死んじゃうよ」
小声で隣りに座る空に耳打ちする瞳。
美紀は、隣りの部屋で金城たちの要望である学校の制服に着替えている。いや、制服というのも空の企てのアイテムのひとつだ。
「心配いらないよ。それより解ってるね?瞳が最初にカード引くんだよ?」
どうやらカードで凌辱の生贄が決定されるらしい。
予め金城たちの手に渡されているカードには、既に空による罠が施されている。
「空、ほんとに私が負けたら代わってくれるんだよね?」
怪訝そうな表情で空に念を推す麗子。
「大丈夫だって。私は負けたって別に平気だし。麗子は人数合わせみたいなモンよ。心配しないで美紀が負けるのを祈ってなって」
麗子には企ての詳細は知らせていない。教えてる必要もないと、空は思った。あんたは美紀が犯されるのを観に来た来賓なんだ。せいぜい楽しんでいってよね。
空は麗子への笑みの裏に、そういった思いを秘めていた。
そうするうちに更衣を済ませた美紀が部屋に戻ってきた。
「揃ったね。じゃ始めようよ」
金城の知人である柴崎が切り出す。金城と比べ一見普通のサラリーマン風に見える柴崎。物腰も柔らかく、過度に美紀に警戒心を与えないという意味では、空の要望に合った人材であった。
もう一人の高田は金城の友人で、こちらはいかにも、というような風体だ。厳つい顔に、ややずんぐりと、それでいてがっちりとした体格。
今日合流した際から、美紀は高田を見るなり、
「ちっ、こいつとやるなんてカンベンだよ」
内心そう思った。
対して高田のほうは美紀が気に入った様子だ。
「へへっ、金城。今日やれる女ってあの背の高い子だよな?いい女だなぁ。へへ・・・・」
美紀の体に、高田のいらやしい視線が突き刺さる。
美紀はスタイルも抜群にいい。ここにいる4人ともが、かなりの美形揃いではあるが、中でももっとも目を引くと言えば・・・敢えていうなら美紀であろう。ミニのプリッツスカートからスラリと伸びる脚。ビキニになった時に、水着の上からでも美乳であることを確信させる胸。セミ・ロングの黒髪。高田からの視線を感じながらも、それに気づかぬように振る舞う美紀。
「何見てんだよっ!このドスケベっ!」
普段ならばそんな風に罵倒してやるところだが、今日はそうもいかず、せめて目を合わさずにいた。
柴崎が予め空から渡されていたトランプをシャッフルしながら説明を施す。
「単純なルールだ。一番数の小さいカードを引いた子が負けで・・・・」
またしても美紀を見つめながら、高田が口を挟む。
「で、その子が俺たちと・・・・って訳だ」
今度ばかりは美紀も高田を睨み返す。
(お前がいうなっ!キモイんだょ!)
「ま、そういう訳だ。勝ったら賞金と、ショーの見学だ。さぁ、誰から引く?」
打ち合わせ通りに事を運ぶ柴崎に、同じく瞳が呼応する。
「は~いっ!私、先がいい」
空に指示された通りに真っ先に名乗り出る瞳に、空は含みを込めた微笑みを浮かべながら、
「いいよ、構わないよね?美紀も麗も」
いかにも年下の瞳に、番を譲るかのように二人に促す。
「あ、やったぁ!11だよっ」
引いたクラブのカードを周りに示す。
「残念だなぁ。瞳ちゃんとはやれそうにないな」
芝居がかった様子を感じさせない柴崎の言葉に、空は微笑を浮かべるが、瞳は背筋の凍る思いがした。万一、3人が自分より上のカードを引いたら・・・そう思うと一瞬、表情から笑みが消えた。
小声で隣りに座る空に耳打ちする瞳。
美紀は、隣りの部屋で金城たちの要望である学校の制服に着替えている。いや、制服というのも空の企てのアイテムのひとつだ。
「心配いらないよ。それより解ってるね?瞳が最初にカード引くんだよ?」
どうやらカードで凌辱の生贄が決定されるらしい。
予め金城たちの手に渡されているカードには、既に空による罠が施されている。
「空、ほんとに私が負けたら代わってくれるんだよね?」
怪訝そうな表情で空に念を推す麗子。
「大丈夫だって。私は負けたって別に平気だし。麗子は人数合わせみたいなモンよ。心配しないで美紀が負けるのを祈ってなって」
麗子には企ての詳細は知らせていない。教えてる必要もないと、空は思った。あんたは美紀が犯されるのを観に来た来賓なんだ。せいぜい楽しんでいってよね。
空は麗子への笑みの裏に、そういった思いを秘めていた。
そうするうちに更衣を済ませた美紀が部屋に戻ってきた。
「揃ったね。じゃ始めようよ」
金城の知人である柴崎が切り出す。金城と比べ一見普通のサラリーマン風に見える柴崎。物腰も柔らかく、過度に美紀に警戒心を与えないという意味では、空の要望に合った人材であった。
もう一人の高田は金城の友人で、こちらはいかにも、というような風体だ。厳つい顔に、ややずんぐりと、それでいてがっちりとした体格。
今日合流した際から、美紀は高田を見るなり、
「ちっ、こいつとやるなんてカンベンだよ」
内心そう思った。
対して高田のほうは美紀が気に入った様子だ。
「へへっ、金城。今日やれる女ってあの背の高い子だよな?いい女だなぁ。へへ・・・・」
美紀の体に、高田のいらやしい視線が突き刺さる。
美紀はスタイルも抜群にいい。ここにいる4人ともが、かなりの美形揃いではあるが、中でももっとも目を引くと言えば・・・敢えていうなら美紀であろう。ミニのプリッツスカートからスラリと伸びる脚。ビキニになった時に、水着の上からでも美乳であることを確信させる胸。セミ・ロングの黒髪。高田からの視線を感じながらも、それに気づかぬように振る舞う美紀。
「何見てんだよっ!このドスケベっ!」
普段ならばそんな風に罵倒してやるところだが、今日はそうもいかず、せめて目を合わさずにいた。
柴崎が予め空から渡されていたトランプをシャッフルしながら説明を施す。
「単純なルールだ。一番数の小さいカードを引いた子が負けで・・・・」
またしても美紀を見つめながら、高田が口を挟む。
「で、その子が俺たちと・・・・って訳だ」
今度ばかりは美紀も高田を睨み返す。
(お前がいうなっ!キモイんだょ!)
「ま、そういう訳だ。勝ったら賞金と、ショーの見学だ。さぁ、誰から引く?」
打ち合わせ通りに事を運ぶ柴崎に、同じく瞳が呼応する。
「は~いっ!私、先がいい」
空に指示された通りに真っ先に名乗り出る瞳に、空は含みを込めた微笑みを浮かべながら、
「いいよ、構わないよね?美紀も麗も」
いかにも年下の瞳に、番を譲るかのように二人に促す。
「あ、やったぁ!11だよっ」
引いたクラブのカードを周りに示す。
「残念だなぁ。瞳ちゃんとはやれそうにないな」
芝居がかった様子を感じさせない柴崎の言葉に、空は微笑を浮かべるが、瞳は背筋の凍る思いがした。万一、3人が自分より上のカードを引いたら・・・そう思うと一瞬、表情から笑みが消えた。
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